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Techouse はなぜ技術カンファレンスに参加するのか

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はじめに

Techouse 代表取締役 兼 エンジニアの礒邉です。(コードは1日2時間以上書いているので、まだエンジニアを名乗れると信じています。)

みなさま RubyKaigi お疲れさまでした!スタッフのみなさま、スピーカーのみなさま、素晴らしいイベントを開催いただき本当にありがとうございました。

Techouse では RubyKaigi, Kaigi on Rails, AWS re:Invent といった様々なカンファレンスに参加しており、今回の RubyKaigi 2024 は17名 (新卒全員 + 希望者) で参加いたしました。

こうしたカンファレンスに Techouse としてはどのようなポリシーで参加しているのか?を私なりの目線で書かせていただきます。

なぜ技術カンファレンスに参加するのか

一言でいうと「社内のエンジニアに成長機会を提供するため」です。

Techouse はまだベンチャー企業ではありますが、社内のエンジニアに対してできうる限り成長環境を提供したいと考えております。

そのひとつの手段として技術カンファレンスへの参加は良いものだと思います。ただ、いたずらに参加すれば良いというものでもありません。頑張って参加したけど、セッションの内容が全然分からない...と落ち込んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?

そうならないためにも事前に十分な学習をする必要があります。

例えば Techouse の新卒エンジニア研修の OSS コースでは、下記のようなカリキュラムを組んでおります。

  1. OSS Gate の受講
  2. RubyKaigi へ向けた勉強会の受講
  3. RubyKaigi へ参加し、ブログを1本以上執筆

参考記事 developers.techouse.com developers.techouse.com developers.techouse.com

このように事前準備を入念に行っていれば、入社2ヶ月目の新卒であっても RubyKaigi のセッションから多くのことを吸収できます。(Techouse は長期インターンを実施しており、新卒メンバーは入社時点で1~2年の業務経験を積んでいるのも大きいですが。)

ここまでやることで、ようやく会社として成長機会を提供できたと私は考えております。

参加のための予算獲得について

あまり触れられることがないと思いますが、あえて書きたいと思います。

Techouse は会社としてカンファレンスに参加しているので、費用は基本的に会社持ちになります。恐らく多くの方がこうした形で参加されているのではないかと思います。

その際に予算をどうやって取るか困ったことはないでしょうか?私は代表という立場ではありますが、会社のお金を使うには予算の承認を得る必要が当然あります。

例えば今回の RubyKaigi への参加を検討する場合、私達エンジニアからすると、良いプログラムを書くために言語の内部を把握したり、コミッターの方々と話をして刺激をいただいたり、参加した仲間内で夜な夜な議論したりすることで、多くのことが得られるのは言うまでもありません。

ただ承認をする方々からすると、そんなものは1ミリも分からないのです。ですがそれは当然です。エンジニアの論理はエンジニア以外の方に通じないのはしょうがないです。逆も然りです。

3年ほど経てば参加者の方も成長してきて成果を示せるかもしれませんが、あくまでそれも定性的な評価になるため明確に証明できるものではないです。つまり費用対効果の「効果」の部分については、エンジニアとそれ以外の方々で共通認識を持つことは困難です。

であれば、どうすればいいでしょうか?

共通認識を持てる「費用」の部分に注目すれば良いのです。効果のほどが分からなくても、かかる費用が小さければ承認を得やすくなります。分かりやすい例でいうと、今回の RubyKaigi では宿泊費を1泊1人3,000円の Airbnb にしました。当然私もそこに泊まります。(社内メンバーで集まれる場所ができたので個人的には良かったです。)

こうした費用面や前章で述べた効果面での積み重ねをすることで、ようやく会社としてお金を出すことができ、無事に多くのメンバーがカンファレンスへ参加できるようになります。

またこうした活動は単発ではなく、継続することにも意義があります。

強いエンジニア文化を持つ会社は、こうした活動を影で行ってくれている方がいるはずで、Techouse においては私がそういった立ち回りをまずはするべきだと強く思います。

最後に

Techouse を社名通り Tech Company にするのが私のミッションの1つです。今回の技術カンファレンスへの参加は一例ではありますが、様々な観点から成長・挑戦できる環境を用意し続けることは非常に重要です。

私自身もエンジニアとして成長し、世の中を変えるような素晴らしいプロダクトを生み出せるよう精進してまいります。

RubyKaigi めちゃくちゃ楽しかったです! 来年もまた参加します!


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